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くらしき文化サポーター

中四国有数の拠点都市に成長した倉敷市。 観光地で有名なだけでなく、長い歴史と多くの文化遺産を有するまちなのです。少しずつ、このまちの文化を紹介していきたいと思います。

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 平成30年7月豪雨災害に伴う「倉敷市災害ボランティアセンター」は、7月11日に開設されました。

 運営を担ったのは、倉敷市社会福祉協議会です。
 本部の設置場所は、山陽自動車道・玉島ICの近く、中国職業能力開発大学校の体育館(倉敷市玉島長尾)。

 私は、市からの派遣職員の第一号として災害ボランティアセンターに赴きました。

 仕事の内容は、「現場指揮者の補佐」。
 それだけしか伝えられずに現場に赴くことになったのです。

 当時、ボランティアセンターは、走りながらも運営を形づくっていた時期。
 ですので、現地に到着したは良いものの誰も何も教えてくれない状況。

 半日ほどは、言われた通り、指揮者の付き添いをしていましたが、そのうち現場の「どこへ連絡すれば良いのか」という相談に乗り始めたことから、別の役割を担うようになりました。

 具体的には、行政機関等への連絡役。

 人命救助の段階を抜けた後とはいえ、緊急時。
 何かをやるにしても県・市のどこが所管か、どこが所管する予定なのか、どこが許可権限を持っているのか、など、決まっていないこと、わからないことばかりの時期。

 こうした中で、市役所の手の内が、ある程度見える人間として、

 ・問い合わせ先の「当たり」をつけること。
 ・ボランティアセンターの現状とやらなければならないことを伝え、実施の許可をもらうこと。
 ・ボランティアセンターの要望を達成できるよう「通訳」すること。(これは市役所に対しても、物品購入先に対しても。)
 ・課題が生じる都度、ボランティアセンターと市との役割分担を相談・決定すること。
 ・ボランティアの活動を通じて把握した事象から見えてくる「今後の想定される課題」の連絡・提供。

 などの実務を担うようになりました。

 以後は、物資の段取りなどもありますが、ボランティアセンターと他の機関との「調整」「連絡」役が中心となりました。

 こういう役目を「リエゾン」というのだと教えてもらったのは、しばらく後のことです。

※ 本来「リエゾン」はフランス語における「発音のつながり」のこと。ここでは、災害時などに機関同士の橋渡し、情報共有を行う役目のこと。

 さて、私の派遣期間の終わりが近づくころ、「次の市職員の派遣が必要か」という質問がきました。
 市役所も人手が足らない状況なので当然です。

 しかし、復興の第一歩のためにも、ボランティアの担う役割は大きく、かつボランティアを効率的に運用するためにもボランティアセンターは必要。
 また、多種多様な支援機関が入る中、市役所を通じて周囲の支援の動きと歩調を合わせる動きは必須と言えます。

 そのために、自分ができていたかどうかは棚に上げつつも、

 ・職員派遣は絶対に必要。
 ・体力に自信のある人が良い。
 ・人事異動で複数の部署を経験し、市役所や県庁に一定のネットワークを持つ係長級・課長補佐級の職員が良い。
 ・引継ぎの「のりしろ」を作るために、新旧の担当者が重複する時期を作る。

 などを要望し、かなえてもらいました。

 私は2~3週間で、ひとまずの任務を終えましたが、

 「ボランティアセンターへの市職員の『常駐』がなぜ必要か」
 「ボランティアセンター内で『市職員しか』できないことは何か」

 という本質の部分を次の担当者に伝えることができたと思います。

 次以降の担当者は、私が及びもつかないくらいの活躍をしていましたので、最初の「お役目」としては及第点をもらえそうかな、と考えています。


平成30年7月豪雨災害 災害ボランティアセンター活動報告書


●目次
テーマ:災害ボランティア - ジャンル:福祉・ボランティア
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