くらしき文化サポーター

中四国有数の拠点都市に成長した倉敷市。 観光地で有名なだけでなく、長い歴史と多くの文化遺産を有するまちなのです。少しずつ、このまちの文化を紹介していきたいと思います。

20150306_ (183)

 むかし下津井回船問屋にある刺子のドンザ。

 ドンザとは戦後に化繊の服装が浸透するまで漁師が着ていた仕事着のことです。
 地方によっては、ドンジャ、ドンダ、ゾンザなどと呼ばれることもあります。
 刺子とは藍染の木綿地に白い木綿糸で刺繍をしたもの。
 もともとは装飾のためでなく、布地、服の保温性を高めるために施したものでした。

 さて、このドンザは日清戦争の場面を題材にしています。
 刺子の手は込んでいますが、どちらかといえば拙い針使い。
 それでも、作品全体から受ける力は、めったに出会えるものではないほど強いものです。

 民藝美、手仕事の極め。
 倉敷市の宝と言っても過言ではないと思います。

 無料で入館できる施設にこのレベルのものがあって良いのか、とまで思うのは私の欲目でしょうか。

 この感動を共有してくれる人に、地元ではあまり出会えないのが残念な限りです。
 意外に東京のギャラリーが知っていたりするのですけれどね。
テーマ:岡山県 - ジャンル:地域情報
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