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くらしき文化サポーター

中四国有数の拠点都市に成長した倉敷市。 観光地で有名なだけでなく、長い歴史と多くの文化遺産を有するまちなのです。少しずつ、このまちの文化を紹介していきたいと思います。

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 平成30年西日本豪雨災害のため、昨年の秋の真備町内では、どの神社の境内からも「神楽囃子」の音は聞こえてきませんでした。
 本来なら神楽で賑やかなはずの祭りの前夜、神社の境内を一人訪れ、「やはり今年は無理だったか」と、落胆して帰路に就いたことを覚えています。

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 さて、今年は、嬉しいことに、私の訪れたすべての神社で(おそらくは町内の全神社で)、神楽の奉納が復活していました。
 その中で、今年最後の神楽の奉納となったのが、昨日の日中に行われた「西園神社」でした。

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 この神社は、もともと地域の方々からのお誘いで訪れ始めたものなので、思い入れのある場所です。
 また、かつて思い付きで提案してみたら、あっという間に「絵馬の掛け所」と「絵馬」が用意されていたこともあったりと、思い出のある場所です。

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 神楽社の都合で、今年は日中に行われた備中神楽の奉納。
 いつも以上に、様々な年代の見学者が多く、子どもたちも元気に走り回っていました。

 この神社では、氏子の方々が複数の店を出しています。
 そうした店で飲食をいただきながら会話した方の中には、まだ「みなし仮設住宅」にいるのだが、大切な祭りなので帰ってきた、といった方もいました。

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 この日訪れている方々が、訪れようとして果たせなかった方々が、「普通に」ここで神楽を見ることができるようにする。
 普通の日常を取り戻すことができるようにする。
 このことが果たせてこそ、復興だろう。

 こうした思いをあらたに胸に刻めました。

 知っている人、知らない人、すべての人たちの顔を拝見するためにも。
 自分の抱えている思いを確認するためにも。
 真備町内の神社を巡って良かった。

 そう思います。
テーマ:岡山県 - ジャンル:地域情報