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くらしき文化サポーター

中四国有数の拠点都市に成長した倉敷市。 観光地で有名なだけでなく、長い歴史と多くの文化遺産を有するまちなのです。少しずつ、このまちの文化を紹介していきたいと思います。

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 原稿なんて見所があるの?
 という方に。

 一番の見所は、筆跡と、校正の跡です。
 特に今回展示の原稿群は、芥川自身の校正の跡が、はっきりとわかります。

 さて、もう一つ。

 原稿に「東京送り」と印を押してあるのがわかりますか。
 これは、大阪毎日新聞に掲載した後、東京日日新聞に掲載するために、東京へ送ったということです。

 ぎりぎりの入稿でも、東京日日新聞は間に合ったのでしょうか。

 実は、大正時代でも、大阪~東京間の郵便は一日で着いたという記録があります。
 薄田泣菫資料の書簡の中にも、大阪~東京が一日で到着したものがあります。
 (当時の消印は、郵便の発信局、到着局、それぞれに押していました。このことから、わかることです。)

 大正時代の郵便事情は、現代のそれを上回っていたのかもしれません。


「芥川龍之介 幻の原稿」展 ―薄田泣菫資料からの発見―
  平成20年2月8日(金)~2月28日(木) 10:00~18:00
   (毎週木曜日は19:00まで。2月11日・17日・25日は閉館。)
  倉敷市立中央図書館 1階
テーマ:歴史上の人物 - ジャンル:学問・文化・芸術