くらしき文化サポーター

中四国有数の拠点都市に成長した倉敷市。 観光地で有名なだけでなく、長い歴史と多くの文化遺産を有するまちなのです。少しずつ、このまちの文化を紹介していきたいと思います。

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 ご存知、倉敷市役所の本庁舎です。
 昭和55年(1980年)に竣工されました。
 当時は、あたり一面田んぼ。
 その真ん中に10階建ての高層物件がそびえ立ったのですから、それは目立ったものです。

 さて、この市庁舎の天辺。
 とんがり帽子が切られたデザインになっていますが。
 これにも逸話があるのです。

 市庁舎から南の足高山にある「足高神社」。
 足高山は、昔は海に浮かぶ孤島であり、海上交通の要衝でした。
 しかし、このあたりの潮流は速く複雑だったため、当時の船乗りたちは、交通の安全を祈り、足高山上の神に敬意を表しました。
 船々が敬意を表し、全て帆を下げて通過したため、足高神社は「帆下げの宮」と呼ばれていたのです。
 今から400年前の話です。

 倉敷市役所を建てるときにも、「帆下げの宮」に敬意を表し、足高山頂より高くならないように、とんがり帽子の天辺を切り取ったということです。

 時代は移り変わっても、受け継がれていく気持ちはあるのです。
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